「ハマブン句会」

ハマブン句会」10月の特選俳句が決まりました! 

芦野信司選
出来秋に動くものなし牛の声     西南西
取り入れ前の田に風が無く、人影もない。そんな平和な一瞬があるはずだ。のんびりした牛の声に豊年を寿ぐ秋の大気を感じる。

折山正武選
人待ちの夜寒やアンナカレーニナ       ロックンベエベエ
夫有る身で恋をした美女アンナ・カレーニナが街角で待っているのか、それとも男が彼女を待っているのか、いずれにしても美女と都会の風情がよく出ている。    中七の真ん中で切っているが素直に読める。

星伸予選
わらぼっち隠れん坊の影動く             はねこんま。
影動くが時間帯、幼子の見つけてほしいわくわく感が出ている。

荒井理沙選
草の実を勲章にして犬もどる     素人

草の実を勲章の様にと言う表現からして大型犬なのだろうか。場合に依っては さすが我が愛犬 リッパなものよ!と一人悦に入っている心根が窺え それに答えるかの様に尾を大降りに振っている様が浮かぶ。

兼題写真は毎月10日に発表します。Aの兼題写真は季語とは直接関係のないもの。Bの兼題写真は季語そのもの。お一人5句まで投句できます。投句は下の投句箱へ 写真を見て、イメージを飛ばし、五七五の音の中に季語が入っていれば俳句です。俳号とAかBは自由題かを明記の上、俳句を書いて送信してください。(本名は書かないでください)選者は荒井理沙さん、星伸予さん、芦野信司さん、折山正武さん。選ばれた俳句は講評付きで次の月に発表します。締め切りは月末です。非会員のかたの投句も歓迎します。

その際はお名前とメールアドレスを管理者へご通知ください。メニューから管理者へメールが送信されます。

 

選者からひとこと

11月6日、夜。リモート会議による選者の会にて
 兼題写真による投句を募集するという新しい試みに果たしてどれだけの方が参加してくださるだろうかという不安があったが、結果は75句の応募をいただき、まずまずの出だしとなった。今回は、投句同様に選句についても初めてなので、ルール決めをしながらの作業であった。事前配布された作品の中から選句者それぞれが選んだ五句を順番に発表した。しかし、これでは一覧性がないので次回からは5句を事務局に事前に送って置き、一覧できるようにまとめてもらうことになった。しかし、これは選者の評価を変えるためではなく、選者相互の評価の視点を確認するためである。今回も複数の選者によって推された作品が五句あり、選者間にも信頼感が生まれたものと思われる。
選句者の発言のオープンにするために公開のミーティングにしたらどうかとか、投句された作品をよりレベルを上げるための基本的な指導をするべきではないかとか、多くの意見が出された。これらの意見は今後のハマブン句会を発展させるために有効であるかどうかを吟味して検討することになる。 11月の兼題は、横浜の街の枯れ木の街路樹と鷹の写真に決まった。鷹は冬の季語ではあるが身近なものではないという意見もあったが、鷹の厳しく美しい姿には独特の魅力があるため、必ずしも鷹そのものではなくとも良いことを前提にイメージを膨らませてもらうことにした。(記 芦野)