最新のハマブンカフェ

○ 第18回ハマブンカフェ 4月23日午後4時より
 テーマ 「自分の本を出す喜びと不安」      (リモート会議)


・参加は19人。ゲストに冬花社代表の本多順子さんをお迎えし、文芸書出版の現状を教えていただきました。また、出版経験のある会員も多く、実体験で得た喜びと後悔について具体的かつ率直な発言があり、出版経験者はもとより今後出版を考えている参加者にとっても有意義な語り合いになりました。
・本多さんの話
 文芸書の自費出版と商業出版の違いは、今は無いに等しい。商業ベースに乗るには最低でも3,000部を購入する読者が必要。地方の書店まで出回るには数千部が必要であり、売れるコツは話題性だ。賞や広告はほとんど影響がない。印税は10%あればいい方で5%,3%の場合もある。自費出版でも色々な形式があり、たとえば1,000部出版したうち300部は作者が買い取る方法などがある。自費出版でもISBN(国際標準図書番号)のバーコード付きで書店やアマゾンで売ることができる。費用は作者がどういう本を作りたいかで大きく変わってくる(百数十万円〜三十万円程度)。編集や装丁に凝った上製本なのか、オンデマンドで簡単に作るのか。あるいは電子書籍として出すという方法もある。
・会員の経験
 会員の出版物で「売れ」た経験が語られたのは、日本エッセイストクラブ賞を受賞した裁判官の新書、精神医学者の専門分野の新書、香港の中国返還ブームに乗った香港在住記者の本。多くの出版経験者は自費出版であり、売れないで結構な部数を引き取る結果となった。出版社の営業トークには要注意。文学賞では出版社主催の出版確約の付いた賞が狙い目(ただし受賞しなければならない)という説もある。
・電子書籍について
 電車内の乗客の風景が変わった。昔は本だったが、今はスマホを見ている。紙の読者が減って電子書籍の読者が増えているのでは。電子書籍は文字の拡大や検索が可能で、会員になれば無料で読める場合がある。自費出版も電子書籍が増える可能性がある。しかし、書店に並ぶ本の中に自分の名前を見いだす喜びも捨てがたいという意見があった。(文・芦野信司)

○ 第17回ハマブンカフェ  2月26日午後4時より
  テーマ 「情報機器と私たち」    (リモート会議)

参加は10人。
パソコンやスマホで不特定多数の人が繋がるようになって、コミュニケーションの仕方が以前とは明らかに違ってきている。便利になった反面、情報機器への依存や深く理解する能力の低下などが懸念されている。また、車のAI化がエンジンの起動を困難にするなど、便利さの追求がかえって不便をもたらす事例もある。しかし、コロナ禍でもハマブンカフェが開催可能なのはリモートのおかげであり、国際化で世界の各国に住んでいる家族が無料で毎日顔を見られるのも発達した情報機器のおかげである。この便利なテクノロジーの発達の流れは止められないだろう。ロシアのウクライナ侵攻のニュースは、即時世界中に発信される。だが同時に膨大なフェイクニュースやフェイク映像も発信される。旧ソ連が崩壊した原因の一つが、西側諸国の経済発展を映し出すテレビの普及であるとも言われており、為政者による情報のコントロールが効かなくなっている。AIが人類の知能を超えるシンギュラリティは2045年に起きるといわれており、どのような世界になるのだろうか。(文・芦野信司)